ホワイトアスパラガス●北海道美幌町
北海道美幌町のホワイトアスパラは、「美幌未来農業センター」の牛来博主査が試行錯誤しながら栽培方法を確立してきたホワイトアスパラです。
かつて美幌町は缶詰向けのホワイトアスパラガスの一大生産地でした。しかし物流の発達、日本人の食の嗜好の変化に伴い、フレッシュなグリーンアスパラが主流となり、成長するアスパラガスに土を盛り、光を当てないで栽培する手間がかかるホワイトアスパラの栽培は廃れてしまいました。
美幌町の牛来主査は遮光ビニールハウスでの栽培の研究を進めてきました。遮光ハウス栽培のホワイトアスパラは、盛り土栽培のものと比較するとえぐみがなくスッキリした味だと言われます。
高級食材と言われるホワイトアスパラ。それもそのはず。遮光したビニールハウス内は腰をかがめての作業。出荷には早朝から頭にライトを付けて、真っ黒なビニールハウス内で作業します。北海道と言えども4月後半になるとハウス内は高温となり体力を消耗する作業です。
またホワイトアスパラは、収穫後に光を浴びるとピンク色に変色し商品価値がなくなってしまうので、物流管理がかなり面倒なのです。
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難儀な栽培に生産者が増えない状況にもかかわらず、ホワイトアスパラの需要は増え続けています。そんため、規格品、規格外品の混ざった状態で50キロ(1キロ単位で50セット)が、亀田産で販売出来るホワイトアスパラの上限です。農業センターと連携している生産者が育成したホワイトアスパラを、ご提供します。